ビルボードライブ大阪で開催された「TETSUYA KOMURO HIT FACTORY #1」に行ってきました。昨年、TM Networkが再結成してからというもの、10代だったあの頃並みに自分の中でTKブームが再燃しておりまして、いろいろ情報を探っている中でたまたま今回の公演のことを知り、その勢いのままチケットを申し込んだら幸いにも確保できたのです。どう見積もっても大阪城ホールやオリックス劇場と比べると、今回の会場となるビルボードライブ大阪は狭いわけで、どんな座席であったとしても近くで見ることができるのは間違いないって考えると、前日の夜も興奮してなかなか眠りに就くことができず、当日の朝も興奮していつもよりだいぶ早く目が覚めてしまいました。子供の頃から好きだったアーティストって、大人になってから好きになったアーティストと比べると格が違うっていうか、マシマシのバイアスがかかっているので無理もないですよね。

まさかの神席

billboard live osaka

ビルボードライブ大阪はチケットの種類によって座席やエリアが割り振られており、自由席はテーブル席を囲むようなエリアがメインなわけなんですが、今回なぜか、ステージ最前列、左右の端っこのテーブル席が自由席に割り振られており、まさかまさかのなんと言うことでしょう、ラッキーなことにその右端のテーブル席を確保することができました。この公演のことを知り、チケットを申し込んだタイミングでは自由席しか残っておらず、良席で見ることは諦めていただけに、まさかの予想外で奇跡的なこの展開、ただただエンターテイメントの神様に感謝するしかありません。ステージ以外暗転し、いよいよスタート。スポットに照らされたステージを見つつ周りのテーブル席にふと目をやると、皆さん僕の方、つまりステージに向かって右手を見てらっしゃる、ん?なんだ?と思い僕も振り返ると、なんと今日の主役、小室哲哉先生が僕の目の前、手を伸ばせば届く距離感のところを通り過ぎ、ステージに上がられたではありませんか。僕の芸能人遭遇史上、最短距離の自己ベスト記録が更新された瞬間でした。思えば30ウン年前、近所の幼馴染が当時CMキャラクターを務めていたマクセルのカセットテープのキャンペーンでTMのライブチケットに当選し、一緒に行こうよと誘ってくれたものの僕のバカ親父が行くことを許してくれなかったことがあったんですが、フテくされまくっていた当時の自分に会うことができるなら、将来こんな奇跡的な瞬間が訪れるぞと教えてあげたい、そんなことを思いました。

神セットリスト

神ってたのは座席だけではありません。セットリストもまさに神。あれ?これはリリースされないのかよ、って思ってたあの曲や、自分が多感だった頃、憧れの気持ちを抱きながら聴きまくってたあの曲。そして、ミリオンヒットを飛ばしたあの曲のあのフレーズに、往年のTM時代のあの曲のあのフレーズをぶつけ合わせるキーボードプレイ。よくもまぁこんな組み合わせが思いつくもんだ、なんて感服しつつ、それらをすべて作曲したんだから当たり前といえば当たり前かって思ったり。例えるならアベンジャーズのTKサウンド版。見事にアッセンブルした充実のセットリストでした。