兵庫県立美術館で開催中(2023.11.26まで)の、Perfume COSTUME MUSEUMに行ってきました。

圧巻の170着

デビューからこれまで、MVやライブ、紅白歌合戦などで着用した衣装、約170着が展示されているこのイベント。中に入って最初に驚いたのが、むき出しの状態なんて言ったら雑な説明ですが、僕たちと衣装の間を分け隔てるものが何もない、ということ。つまり至近距離で、時には衣装の背後に回って衣装を見ることができるのです。さらに3体のボディの前には、それぞれ誰の衣装なのかが分かるように、アルファベットでメンバーの頭文字が示されているという実に行き届いた配慮ぶり。運営側が、ファンのことをきちんと考えてくれているんだなぁと感じました。あと、これも雑な言い方になってしまいますが、Perfumeのみんな、めっちゃ細い!

Perfumeは現代アートの最高峰だ

今回のイベントで彼女たちの衣装について理解を深めることができ、改めて、Perfumeは現代アートの最高峰だなと認識することができました。楽曲、独特で唯一無二なダンス、そしてそれらを作り手の想定通りに、まるで精密機械のように表現するメンバーの才能。さらに、その表現に躍動感や深みを与えるための衣装であり、ダンスを正確に再現する助けにもなる衣装であるように、プロが全力を注いで作り上げる。そして、それらを全て最新のテクノロジーをふんだんに取り入れた演出が、すべてをラッピングをするかのように包み込む。たくさんのプロフェッショナルが集まり、妥協なしに作り上げられたもの、それがPerfumeだと、そしてこれを現代アートの最高峰と呼ばずして、何をそう呼ぶのかと強く感じました。