AirPods Proが毎日の暮らしの中にすっかり溶け込み、仕事とプライベートの両方で大活躍。もはやAirPods Proなしの生活は考えられないと言っても過言ではない状況なんですが、ここで改めて、社会保険労務士としての視点でAirPods Proを見てみると、今話題のテレワークと相性が抜群なんじゃないか、という気がしてきました。(もちろん、iPhoneユーザーに限る、ですけど)

テレワークとは

働き方改革の一環として、テレワーク制度が注目を集めています。一般社団法人日本テレワーク協会によると、テレワークとは場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと。そして、テレワーク制度の運用においてどのように事業場外みなし労働時間制を適用するか、ということも関心が高まっているように思います。これについては、テレワークと事業場外労働のみなし労働時間制で解説していますので、よろしければご覧くださいませ。

AirPods Proの機能が大活躍

先ほどご説明したテレワークですが、オフィスを離れて仕事をする以上、必ずしも静かな環境が確保されるとは限らないですよね。そんな時に大活躍なのが、AirPods Proのアクティブノイズキャンセリング機能。周囲の雑音がカットされ、好みの音楽だけがBGMとして耳に届く、しかも着け心地快適なAirPods Proなら、仕事に集中できる環境を作り出せることでしょう。あと地味に便利なのが、iMessageで届いたメールを読み上げてくれる機能。届くや否やBGMフェイドアウトからのメッセージ読み上げ、そして再びBGMにフェードイン。実にスムーズなこの流れ。言うまでもなく、これによって集中力が途切れることはありません。

外部音取り込みモードでいつものオフィスでも

AirPods Proには、外部音取り込みモード機能もあり、これをオンにするとその名の通り、耳が塞がっている状態にも関わらず外の音が聞こえるようになります。しかも感覚的には、着けていない時よりもよく聞こえるような感じ。なのでこの機能を使えば、呼びかけの声にきちんと反応することができるということで、いつものオフィスでも(仕事中に音楽を聞いても良いとされているかどうかはさておき)AirPods Proを使うことができるでしょう。電話のやり取りが多い職種には不向きかも知れませんが、クリエイティブ系の職種にはもってこいだと思います。

生産性向上のためにやるべきこと

働き方改革を進めていく上で欠かせないのが、生産性の向上。テレワークに限らず、いろいろな新しいテクノロジーを利用することによって、生産性を向上させる余地はまだまだあると考えます。けれど実際に新しいテクノロジーやシステム、制度を導入しようとすると、事業所のカルチャーがその足かせになったりすることがありますよね。例えば、今までやってきたことが完璧に代替されないのなら導入しない、とか。テクノロジーやシステム、新しい制度はあくまでも仕事を進めるためのツールのひとつに過ぎないのであって、大切なのは、これまでの慣習や業務フローの中を見直すことで無駄を省き、効率化を図ること。それに加え、テレワークの例で言うと、目の届かないところだとサボ(れ)るんじゃないかという意識を変えること。あと、長く働いている人がえらい、という価値観や評価基準。生産性向上のためにまず最初に取り組むべきは、ひょっとしたら意識改革なのかも知れませんね。