日本能率協会が、インターネットを通じて20〜29才の勤続年数3年未満の正社員400人を対象に調査を行ったところ、その半数近くが、将来的に転職する考えを持っているとのこと。

全体の48.8%が転職の意向を示す

転職の意向を示したのは、全体の48.8%ではあるものの、実際に転職活動を行っているのは3.0%で、近いうちに転職活動を始める予定と回答したのは、12.3%。また、定年まで勤めるつもりである、と回答したのは全体の21.8%となってはいるものの、そのうち60.9%は転職サイトに登録しているとのこと。何らかの思いを持ち、転職に向けて実際に動いている、動こうとしている割合は少ないものの、潜在的にあわよくば、条件が良ければ転職したい、というような意識で転職を考えている割合は決して少なくない、ということですね。

教育訓練給付制度を利用しては?

転職するかしないかはさておき、自身のスキルアップ、キャリアアップのために教育訓練給付制度を利用するのはいかがでしょうか。これは、雇用保険に一定期間、例えば一般教育訓練給付金の場合は3年以上加入している人(初めての方は1年以上)が、国の指定を受けた教育訓練機関で資格の勉強をしたり、通信教育を受けたりした場合に、支払った費用の20%、上限10万円が支給されるというもの。つまり、国が自主的にスキルアップをしようとする人を応援してくれる、というわけです。雇用保険は、失業したときだけ利用するものではありません。詳しくは、お近くのハローワークでお尋ねください。