働き方改革の話題とともに、副業についても各メディアで特集されることが多くなった今日この頃。実際に副業に取り組むにあたり、問題となっていた労災給付の在り方について、労災保険法の改正も含めた検討がされることになりました。
労災給付額に差が生じていた
現行の労災給付について簡単にご説明すると、労災にあった事業場での賃金をベースに労災給付額が決められます。つまり、副業に従事しているときにケガをして、本業に従事できなくなったとしても、労災で補償されるのは、副業先での賃金をベースに計算された額、ということになります。そのほかの注意点について、詳しくはこちらをご覧ください。
労災給付額の増額に向けて検討
厚生労働省は、そのような場合の労災給付額を増額する方針を示し、労働災害に遭っていない事業場での賃金も含めて給付額を計算するようにするとのこと。メディアで特集されている副業には、本業のほかに他社で雇用されるのではなく、趣味を活かして自営で何かを始めるというパターンが多い印象がありますが、今回の改正が実現することで、新しいムーブメントが生まれるかも知れませんね。