北大路の老舗洋食店、ビブグルマンにも選ばれた「グリルはせがわ」に行ってきました。気が付くといつも行列ができているので、今回は早めに出発。その甲斐あって、すんなり入ることができました。こないだアマゾンプライムで見た「孤独のグルメ」が洋食だったことで、一気に洋食熱がヒートアップ。そしてこの熱を冷ますことができるのは「グリルはせがわ」しかない、というやや過剰気味の期待感と共に行って参りました。

ページにぎっしり多種多様なメニュー

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聞くところによると、創業50年余りというこちら。この木製のメニューブックも実に味わい深い。ひょっとして某びっくり系ハンバーグチェーン店のメニューブックは、これにインスパイアされたのでしょうか。めくって中を見ると、文字通りメニューがぎっしり。ハンバーグをメインに据えたものや、カレーやスパゲッティーをベースにしたものなど、実に多種多様。うーん、サンドイッチも気になるなぁ。魚フライ好きの本性を抑えきれず、今回チョイスしたのは・・・。

ハンバーグとキス

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そう、トンカツやチキンカツも良いけれど、加齢と共にフライにおいても魚を欲するカラダになってしまったこともあり、最近、やたら魚フライが大好きになってしまいました。というわけで、今回は「ハンバーグとキス」をチョイス。どうですか、このルックス。キスが1匹ではなく2匹なのがうれしいですね。はやる気持ちを抑え、まずは付け合わせのサラダから。なんだこの甘いトマトは!しかも完熟。はやる気持ちを抑えるどころか、素材の良さを思い知らされ、さらに期待値急上昇。そして同じく付け合わせのスパゲッティへ。あわわわ、これは主役級のスパゲッティー、ナポリタンではありませんか!彼もしくは彼女は、本来、皿の端にいるべき存在ではありません。まるでチョイ役で映画に出演した大物俳優のような、その場の空気を一気にかっさらっていくような、そんな存在感がありました。今度、単品でスパゲッティーをオーダーしてみよう、そう決意した瞬間でもありました。井之頭五郎さんのおっしゃる通り、ご飯のおかずになるスパゲッティーでもありました。そう、白ご飯で一旦気持ちを落ち着かせて、ついに本丸へ。この皿には、ハンバーグとキスフライx2で、天守閣が3つ。キスフライ、ハンバーグ、キスフライの順で攻めることにしました。ということでまずはキスフライ。サクサクの衣とキスの肉感の相性がピッタンコ。そして主張しすぎないタルタルソースも秀逸。素材への自信を垣間見ることができました。続いて「グリルはせがわ」ご自慢のハンバーグ。なんとまぁ、恐ろしいほどの完成度の高さ。こんなフワフワのハンバーグ、今まで食べたことないッス。出されたら出されただけ食べちゃいそうな勢い。半端ないってー、と言わずにはいられない美味しさでした。そして最後、キスフライで締めて完食。あ、そうそうお味噌汁も、もちろん最高でしたよ。

時間をかけて全メニュー制覇したい

50年余りという長い歴史の中で、多くの方々に愛されたに違いないたくさんのメニュー。僕もその中からお気に入りを見つけたいな、と思いました。そしてお気に入り、と言うからには、全て食べてみないと。ということで、時間をかけて全てのメニューを制覇したいと思います。