TOP GUNの続編が制作されるというニュースを初めて聞いたとき、上から目線で「大丈夫か?」って思ってました。でも撮影状況や制作に関するニュースを知るにつれ、その不安を覆すが如く高まる期待。そして繰り返される公開延期に見舞われるたび、もう100回以上観たはずの前作を改めて観たり、サントラを聴いてみたり。興味の対象はその時々でいろいろと移ろうけれど、ここ数年、常にその中心にあったTOP GUN: Maverickが2022年5月27日、ついに公開されました。
1回目はIMAXで
思い入れの強い作品はIMAXで。エキスポシティの109シネマズができて以降、これが自分の中のスタンダードになっています。本当は初日に観に行きたかったけど、スケジュール的に難しかったので、公開後初の週末土曜日に。時間帯が良かったこともあってか、気が付くと、会場時刻前から入場を待つ長蛇の列ができていて、のんきにコンセッションでジュースを買っている場合ではありません(もちろんこっちも長蛇の列)でした。中に入ると既に幕間の予告編は始まっていましたが、本編には間に合ってホッとひと安心。白バックに日本語タイトル、戸田奈津子さんの名前に懐かしさを覚えるや否や、パラマウントの星が水面をかすめ飛ぶ、そして・・・。そこから後は息つく暇もなく、エンドロールが終わるまでずっとスクリーンに釘付け。すべてのシーンがクライマックス、キャストのセリフ、表情、音楽、そしてジェット音、まさにbest of the best。観終わった後、この作品に感謝、この作品に関わったすべての皆さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。TOP GUN続編制作のニュースを初めて聞いたとき、上から目線で大丈夫か?なんて思った自分の過去をなかったことにしたい、ほんと心から深く反省します。早速ダウンロードしたサントラを聴き、余韻に浸りながら、アマゾンアプリで「レイバン アビエイター」と検索したり、地元京都の映画館の上映スケジュールを調べながら帰路に就きました。
2回目はドルビーシネマで
思い入れのある映画はIMAXで、と先ほど書きましたが、正しくは、思い入れのある映画はIMAX、もしくはドルビーシネマで、なんならその両方で、が僕のスタンダードでして、セオリー通り、地元京都の映画館のドルビーシネマで2回目の搭乗、もとい観賞。ストーリーは完全に頭に入っているし、なんならいくつかのセリフも記憶済みということで、観賞するというよりは世界観にどっぷり浸かる感覚。改めてジェット音を体感したり、キャストの演技や表情を見入ったり、お気に入りのシーンを深く味わってみたり。はやる気持ちが抑えられ少し冷静になっていた分、ひょっとしたら1回目よりも深くのめり込んでいたかも知れませんね。ストーリーの中で流れた時間の経過が丁寧に描かれていることで、それと同じだけの時間が流れた僕らの人生を重ね合う楽しみ方ができるのは、自分自身が年齢を重ねたから。最近つくづく思うことだけど、歳をとるのも悪くないなぁって、そんなことを改めて思いました。