2023年、映画館で観た映画の4本目は「シン・仮面ライダー」でした。仮面ライダー生誕50周年記念作品ということですが、初代仮面ライダーは僕の生まれる少し前の作品なので、ぶっちゃけよく知りません。シン・シリーズは、シン・ゴジラもシン・ウルトラマンも観ているけど、庵野監督のことはよく知らないし、エヴァンゲリオンも観ていません。言うなれば、仮面ライダーファンでも、エヴァンゲリオンファンでもない、そんな僕ではありますが、まんまとドハマりしてしまいました。

おなじみの設定は分からない

あれは原作のオマージュ、あれはエヴァンゲリオンに脈々と流れるテーマ。それらの往年のファン方々のお話を見聞きすると、ほほぉ、なるほどそうなのかぁ、とよりこの作品への愛が深まりましたが、そんな予備知識が事前に無くとも、エンドロールの時、身体の中に風、ではなく、胸の辺りがジーンと熱くなっているのを感じました。

賛否両論あるみたいだけど僕は好きすぎる

この作品、それぞれの往年のファンの方々を中心に賛否両論あるみたいです。僕はまっさらで、フラットな状態で観たのが良かったのでしょうか。現時点で2023年の映画ランキング、断トツNo.1です。何を以てこの映画が成功したと言えるのか、まぁ、いろいろな指標があるかと思いますが、そのひとつは興行収入というか、その経済効果ではないでしょうか。とりあえず僕は、映画館で通常版を1回、IMAX版を1回、ドルビーシネマ版を1回、舞台挨拶生中継付きの通常盤を1回鑑賞。きっとダウンロード販売が始まったら、速攻でポチッてしまうことでしょう。そして、普段は買わないパンフレットを購入。サイクロン号のトミカを1号と2号のをひとつずつオーダー。更に、サイクロン号と、それに跨った姿が再現できるフィギュアのセットを1号と2号ひとつずつオーダー。シン・仮面ライダー デザインワークス、いわゆるビジュアルブックもオーダー。もちろんシン・仮面ライダー 音楽集、いわゆるサントラもダウンロード購入。トミカは子どもの頃に好きで集めていたんですが、娘が生まれたことでオモチャ売り場に出入りするようになり、最近、自分用にちょいちょい買うようになっていたので、ある意味ごくごく自然な流れと言えるでしょう。でもまさかフィギュアにまで手を伸ばしてしまうとは、自分でも意外でした。MCU作品にあれだけハマっておきながら、今までフィギュアは買ったことがないというのに。市場全体で見たらわずかではありますが、僕の財布レベルではなかなかの経済効果(出ていく方の)が及んでおります。まんまとしてやられた、そんな言葉がしっくりくるような状況に陥っていますね。興行的に大成功を収めて、ぜひ続編を制作していただきたい、個人的に強く願っております。もっとも、そのために4回も観に行ったわけですが。